2020年9月16日(水)に今年で12年目となるチャレンジプロジェクト発表会が開催されました。
今年はコロナウイルスの影響もあり、例年のような全員参加は難しく、各部署から代表者のみの参加で、
ソーシャルディスタンスを保ちつつの開催となりました。
はじめに、M科長から開会のあいさつをいただいた後、各部署より研究の成果を発表していただきました。
演題1 感染対策委員会による「認知症棟での感染拡大の恐怖~16日間の闘いの記録~」では、
感染性胃腸炎の感染事例をもとに、その原因を具体的に挙げ、
その原因を把握した対応や感染拡大を防ぐまでの経緯がわかる内容となっており、今後の感染症対策に活かしたいと感じる内容でした。
演題2 リハビリ科による「認知症リハビリの取り組み~周辺症状(BPSD)の改善を目指して~」では、
利用者様とのコミュニケーションの取り方の工夫や信頼関係を築くことで安心感が芽生え、利用者様自ら語るといった
能動性の向上にもつながることが分かり、退所後の生活や、関わる人々との関係性がより良いものになるよう目指す内容でした。
演題3 NST委員会による「口腔ケアのその先に ~重曹を用いた口腔ケア~」では、
口腔ケアを丁寧に行うことで、利用者様の覚醒レベルが向上し、会話が増えるということにもつながることがわかりました。
また、職員の口腔ケアへの探求心が芽生え、情報共有をすることで苦手意識が軽減されるといった成果にもつながったという内容でした。
演題4 療養科2階による「伊予ヶ丘の湯~癒しのグリーン~」では、
人の生活には欠かすことができな入浴をテーマに、認知症で入浴に対して苦手意識がある方でも、
気持ちが休まり、リラックスできる場になるよう利用者様の声に耳を傾け、工夫を凝らし、入浴介助の改善を目指す内容でした。
全演題発表後、参加者全員による投票が行われました。
投票の結果、、、
リハビリ科とNST委員会が優秀演題に選ばれました。おめでとうございます!!
11月に開催される法人内での研究発表会でも伊予ヶ丘代表として頑張ってください。
チャレンジプロジェクトに携わってくださった皆様、お疲れさまでした。