今年の日本音楽療法学会学術大会全国大会は、熊本で開催される予定でしたが、コロナの影響でweb開催となりました。
ぜひ熊本を応援したくて行くつもりでいましたのでとても残念ですが、コロナが収束したらぜひ行ってみたい場所です。
今回は、講習会だけ参加することにし、90分の講習を4コマ受講しました。
ちなみに参加の方法ですが、学会参加用のIDとパスワードを取得して聞くことができます。聴講は4週間ほどの期間中1回だけです。最初から最後まで見終えたら、「見終わった」アイコンをクリックすると、講習会に参加したと認められます。
私は、10月11日日曜日に受講しました。
ひとつめ「これからの音楽療法の在り方を考える」若尾 裕先生
現在はコロナ禍で、音楽療法の実施方法に制限がある中行っていますが、音楽療法の原点や歴史を振り返ることができました。
専門職として行うべきこと、音楽療法士でなくてもできる音楽レクレーションとの違い、医療的な制限、広義の意味での治療的音楽、について改めて考える機会になり、とても勉強になりました。
ふたつめ「 日本人的治療構造を巡って~契約に馴染まない・曖昧さに溺れやすい日本人の落とし穴~」 北本 福美先生
今までになかった内容の講習でしたが、これまでにも何度か受講したことのある北本先生の雰囲気が大好きで選びました。難しい内容でしたが、分かりやすく頭に入ってきました。
私個人で考えるなら、契約という言葉に身構えてしまうようなところがあります。しかし働くうえではとても重要なことであり、利用者様との直接契約はないものの、意識を変えなければと実感しました。今以上真剣に真摯に利用者様と向き合いたいと思います。
あとのふたつの講座は 「多感覚に使用する音・音楽ⅠとⅡ」 中島 恵子先生と山下 恵子先生の講習を続けて受講しました。
様々な楽器を工夫して効果的に使用している事例研究は、一人で実施している現在の様式ではできないものの、研究として感心するばかりでした。
また、webでワークショップ、どうなるんだろう?との心配もよそに、4~5名の先生方が楽しく実践される様子の動画を見せていただき、一緒に参加している気持ちになりました。即興演奏でのやり取りから、気持ちが変化していく様子がよくわかりました。
これまでしてきた楽器を使った音楽療法を控えている現在は難しいですが、今後のためにたくさんのアイデアを吸収できました。
コロナ禍が収束したらいろいろと試してみたいと思います。
自宅にいながら、全国で活躍されている先生方の講習会に参加することができてとてもありがたかったです。
学術大会や講習会は、これからの新しい形として、今後もこのような開催方法が増えてくるかもしれません。
子供のころの空想の世界が、もはや現実の世界になっていると感じるのは、そこそこの年齢に達しているからでしょうか???
これからも、自分の歳を忘れて、チャレンジ精神を持ち続けたいと思いました。
ありがとうございました。
行くことができなかった代わりに熊本応援のふるさと納税をしました。
申し込んだ直後に台風でさらに被害が増え、あきらめていましたが、台風に耐え、あちこち少し傷がついてしまった大きな甘い梨が届きました。ありがたくおいしくいただきました。
皆さんも、コロナに負けないでください。