朝・晩はずいぶん寒くなってきましたが、まだまだ日中は残暑を
感じさせる日が続きますね😅
着る物なんかも悩むところですが、体調をくずさないよう気を付けていきましょう。
ところで今回のブログのテーマですが、みなさんの中にもお困りの方が
おられるんじゃないかなぁといったものにしてみました💡
ずばり!!≪足がつる≫です‼
別名、【こむら返り】とも言ったりしますよね。
この表現は、平安時代の漢和辞書にも載っているそうです😲
そもそも足がつる仕組みとしては、筋肉が過剰な動きで傷つかないように、
筋肉の伸び縮みを感知するセンサーとして…
①筋紡錘:筋肉が伸びすぎたときに縮めと命令する器官
②腱紡錘:筋肉が縮みすぎ、腱が引っ張られ筋肉に緩めと命令する器官
特にこの②腱紡錘の働きが悪くなると、筋肉に緩めという命令が上手く伝わらず、
筋肉が過剰に縮んだ状態になってしまいます。
これを引き起こしてしまう代表的な原因がミネラル不足と言われています。
そうなってしまうと神経から腱紡錘に上手く命令が伝わらなくなり不具合が生じます。
これに関してはまた後ほど述べていきますね。
続いて足がつる原因とそれに対する対策です。ここでは大きく分けて5つご紹介します。
①血行不良
ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」とも言われているのは、耳にされた方も
おられるのではないでしょうか❓
実は、心臓に血液を戻すためにも筋力が必要なんです。
でも、足がつるでおなじみのふくらはぎって体の中でも心臓から遠い
部位になりますよね。
つまり、ふくらはぎの筋肉自体が血液を循環させるポンプになってくれているんです。
これが上手く機能しなくなると老廃物も、どんどんふくらはぎに溜まってしまいます。
その他にも夜間の「冷え」や「脱水」も大きな要因になります。
「冷え」:身に付けるもの(締め付け過ぎないレッグウォーマーを履く)、空調(クーラーは直接当てない)
を上手く活用する。
「脱水」:コップ1杯の水を飲む。(睡眠中にはコップ1~2杯の汗をかく)
ただし、コーヒーや緑茶は利尿作用があり必要以上に尿として排泄されるためNGです。
②ミネラルバランスの崩れ:ミネラル・水分不足、塩分の摂り過ぎなど
Q.ミネラルとは?
五大栄養素の一つになります。そもそも五大栄養素って何?ってお思いですよね😵
炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルの5つのことを指しています。
ミネラルの役割は、筋肉、血液などの体の部分を作り、生きていくために必要な
エネルギーを生み出すことです。
現在発見されているミネラルの種類の数は114種類で、このうち16種類が必須ミネラルと言います。
その16種類のうち、「足がつる」のを予防するために重要なミネラルは、以下の2つです。
⑴カルシウム:筋肉の収縮に働きかける。
⑵マグネシウム:疲労回復の手助け、筋肉の働きの調整、筋肉痛の緩和など。
この2つのミネラルが大切と分かれば、ぜひ食事などで摂れると良いですよね:
一部ではありますが、それぞれのミネラルを多く含む代表的な食品を紹介します。
⑴カルシウム:牛乳、ヨーグルト、チーズ、干しエビ、小魚、大豆食品、小松菜、切り干し大根
⑵マグネシウム:豆類、ナッツ類、海藻類(ひじき、ワカメなど)、バナナ、ほうれん草
③筋疲労:疲労物質が過剰に溜まってしまうことにより、筋紡錘、腱紡錘の働きが低下する。
→これに対しては、すね(弁慶の泣き所)やふくらはぎのマッサージやストレッチなどを入浴後に行うのが有効です。
④アーチのくずれ
いわゆる土踏まずのような足の裏のカーブのくずれのことです。
なんと日本人の約7割が偏平足だなんて言われたりもしています。
→これに対しては、靴の中に入れてアーチのくずれをサポートするインソールがおすすめです。
ちなみにインソールというのは靴の中敷きのことで、靴屋さんやスポーツ店なんかにも
売っていますので、ぜひ売り場を覗いてみてください。
参考までに私がランニングシューズに使っている物を掲載しておきますね。
⑤大殿筋・中殿筋の弱化:この2つの筋肉はお尻や股関節周囲にある身体を支えるために非常に重要な筋肉となります。
→しかし、これらの筋肉(筋力)が弱くなると、それよりも小さな筋肉であるふくらはぎへの負担が増加してしまいます。
小さな筋肉に仕事量が偏ってくると、みなんお気付きのように、筋肉は必要以上に疲労してしまいます。
ぜひ、お尻や股関節の周りにある筋肉の筋トレや、まずは5~10分からでも構いませんので歩く習慣なども
身に付けていきましょう。
以上、≪足がつる≫の仕組みや、その原因、対策について述べさせていただきました。
まずはどれか1つからでも構いませんので、取り掛かれそうなことを実践に移してみてください😤