伊予病院グループ研究発表会を開催しました
11月10日(日)、例年秋に開催する伊予病院グループ全体の研究発表会を実施しました。
様々な職種の職員が、一年間業務改善やスキルアップのため工夫と考察を重ねてきた
研究成果を、一堂に会して発表するものです。
今年の発表演題は「防災」「教育」「栄養」「転倒予防」「認知症ケア」「小児リハ」…など
種々様々なテーマに富み、熱意あるプレゼンと活発な質疑応答が見られ、会場全体が
熱気あふれる発表会となりました。
各部署で、臨床における問題点に対しどのように工夫し取り組んでいくべきか、客観的視点を
考慮した質の高い研究発表が多くなされていました。
また、特別講演として愛媛大学大学院医学系研究科 整形外科学教授の高尾 正樹先生に
お越しいただき、『コンピューター支援整形外科の歴史と今後の展開~ロボット手術から
リハビリテーション支援まで~』をテーマにご講演いただきました。
講演内容で、「筋力低下の要因として筋肉の脂肪化が着目されていること」、
「レントゲンやCTから簡便に筋肉量が評価できるという研究成果」、
「人工関節置換術においてIT・ロボット支援が今後当たり前の時代になり、
精度の高い手術が期待されること」などが紹介されました。
当院もリハビリテーション病院として大きく関与する医療分野であり、医療工学の知識を
日々ブラッシュアップしていく必要性を感じる機会となりました。